【ネタバレ注意】真・異種格闘大戦 レビュー
若干ネタバレを含む可能性がありますので、ご注意下さい。
「真・異種格闘大戦」のレビューです。
爽快感:★★★★☆
面白さ:★★★★☆
画質 :★★★☆☆
中毒性:★★★☆☆
一言 :ぶっ飛んだ世界観が案外ハマる。ついでに、動物の能力を知ることができる。
野生の動物同士が、格闘技ルールに則った戦いをはじめ、どの動物が真のチャンピョンなのかを決める、新感覚のマンガです。作者の斬新過ぎる世界観は、かなりぶっ飛んでいますが、案外受け入れられます。人間の世界チャンピョンが初戦で惨敗してからは、人間の出る幕はなくて、延々と動物vs動物の戦いが描かれています。
基本的に何でもありの戦いが繰り広げられるのですが、選手入場や開始のゴングがあるなど、一定のルールは保たれています。また動物たちの観客もいるので、それなりの臨場感はあります。コロッセオで戦いを繰り広げられるので、格闘技ファンにはたまらないマンガです。作者はよく研究されており、動物の隠された能力を出し惜しみすることなく描かれています。一見弱そうなクズリがトラに圧勝するなど、見どころシーンも満載です。
個人的には、ヒクイドリvsアナコンダは面白かった。ヒクイドリの秘められた能力に感動しましたが、一方で毎年何人かは、ヒクイドリの被害にあって亡くなっている方がいるのだと、恐ろしい事実を知るきっかけにもなりました。
人間に姿形が似ているゴリラが柔道着を着て、腕ひしぎを決めるなどファンタジー要素も満載ですが、「まぁ、なくはない」といった感覚で読みすすめることが出来ます。ツッコミどころは満載ですが、もちろんそこはマンガですし、弱いと思っていた側の勝率が高めなので、爽快感があります。
以下、ネタバレ注意
アナコンダはヒクイドリに完敗します。密林の王者トラはクズリという小動物に完敗します。人間の世界チャンピョンはカバに完敗します。そんななかライオンは圧勝を続けていきます。動物たちが持つ能力を、真・異種格闘大戦を通じて、学んでいくのも面白いと思います。真・異種格闘大戦はかなり気楽に読めます。